1. お局様に目を付けられ、毎日が地獄だったあの頃
右も左もわからない介護職1年目。私の職場には、いつもピリピリとした空気をまとった「お局様」のような先輩がいました。些細なことで厳しく怒られ、周りの目も怖くて、出勤するだけで胃が痛くなる毎日。「早く一人前になって、あの人に認めてもらわなきゃ……!」と、自分の心をすり減らしながら必死に毎日を駆け抜けていました。
2. 焦りと空回りが招いた「転倒事故」という現実
しかし、その焦りと空回りが最悪の事態を引き起こします。自分のキャパシティを超えた動きをしてしまった結果、目を離した隙にご利用者を転倒させてしまったのです。「私のせいで怪我をさせてしまった……」自分の無力さと情けなさに頭が真っ白になりました。
3. 先輩の一言でハッと気づいた「本当の目的」
事故を起こし、「もう辞めます」と震えていた私に、別の先輩が声をかけてくれました。
その先輩は、私の顔を見てこう言ってくれたんです。
「焦らなくてもいいんだよ。君が一番この仕事でしたいことは何?」
その言葉を聞いたとき、私は正直ハッとさせられました。私はいつの間にか、「目の前の利用者さん」のためではなく、「お局様に怒られないため」「先輩に認められるため」に仕事をしていたんだと気づいたのです。「僕がこの仕事をしたかったきっかけは、利用者を喜ばせることだろ」と。
4. 叱られる「恐怖」を「成長のチャンス」に変える方法
ここで一つ伝えたいのは、怒られることはもちろん怖いですが、そこには必ず成長するチャンスがあるということです。
たとえ怖い口調で叱られたとしても、委縮して終わりにするのではなく、「この人が今、本当に伝えたかったことは何だろう?」と一歩引いて考えてみてください。そうすると冷静になれ、自分の悪いところや余計な言い訳・無駄な話が多いことなどの癖に気が付けるようになります。
5. ただし、「本当に無理な環境」なら転職も考えるべき
ただ、絶対に勘違いしてほしくないのは、世の中には「成長のための指導」ではなく、単なるストレス解消や八つ当たりで怒鳴り散らしてくる人間も確実にいるということです。
もしどれだけ向き合っても環境が理不尽で、あなた自身が「もう心が壊れそう」と感じているなら、それはあなたの甘えではなく、その職場の環境が異常なだけです。自分の心や体を壊してまでしがみつく必要は1ミリもありません。
6. 視点が変わったら、仕事が「つらく」なくなった
周りの顔色をうかがうのをやめ、「どうすればこの利用者が喜んでくれるだろう?」と考えるようにシフトしたところ、不思議と仕事がつらくなくなりました。時計ばかり見ていた業務時間も、あっという間に過ぎるようになりました。
大事なのは、周りの職員の顔色ではなく、目の前の利用者さんなんだと気づいた瞬間でした。
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