1. 正直、介護の「技術」は専門学校よりも現場で学ぶことの方が多い
まず最初に伝えておきたいのが、学校でいくら勉強しても、「実際の介護技術やテクニックは、現場に入ってから覚えていくことの方が多い」ということです。
学校の授業ではベッドメイキングや移乗介助の基礎をキレイに学びますが、実際の現場では利用者の個性や身体状況、施設の環境によってやり方が微妙に変わります。教科書通りにいかないのが現場の現実ですし、最初は「学校で習ったことと全然違うな……」と戸惑うことも少なくありません。「技術を完璧にするために行く」という感覚で行くと、少しギャップを感じてしまうかもしれないので注意が必要です。
2. 介護の専門学校に行って「本当によかった」と感じる4つのメリット
「じゃあ、専門学校って意味ないの?」と思うかもしれませんが、技術以外の部分で、現場に出てから本当に行ってよかったと感じる大きなメリットがいくつもありました。
① 資格取得の条件をストレートにクリアできる
無資格から働き始めると、介護福祉士の受験資格を得るために3年の実務経験が必要になります。その点、専門学校なら卒業と同時に受験資格が手に入るので、遠回りをせずにスムーズにスタートラインに立てます。この「時間を買える」という点は、長い目で見ても大きな強みです。
② 医療分野の基礎がわかり、看護師との連携がスムーズになる
介護技術以上に役立ったのが、医療分野の基礎を幅広く学べたことです。現場で看護師さんが話している専門用語や指示の意味がすんなり分かると、日々の申し送りや医療連携がめちゃくちゃスムーズになります。ベースの知識があるだけで、現場での動きやすさが全然違います。
③ 「介護福祉士」の肩書があるだけで、現場で重宝される
専門学校を出てストレートに資格を持っていると、現場に入った瞬間から周囲の目が違います。無資格・初心者のスタッフに比べると圧倒的に重宝されやすく、最初から信頼感を持たれた状態でスタートできます。
④ 上司からの信頼を得やすく、人間関係や昇進に生きる
将来的に主任や係長といった役職を目指すとき、「専門学校できちんと体系的な勉強をしてきた」というバックグラウンドがあるだけで上司からの信頼を得やすくなります。結果的にコミュニケーションが取りやすくなり、職場での人間関係を良好に保ちやすいと感じています。
3. 介護福祉士の専門学校を出て後悔?「資格持ち」ゆえのリアルな落とし穴
もちろん、いいことばかりではありません。ぶっちゃけ一番キツかったのは、「介護福祉士を持っている」という理由だけで、周囲から信頼されすぎてしまうことです。
1年目の新人の頃なんて右も左もわからない状態なのに、「資格持ってるんだから、やり方わかるよね?」という空気を出されたり、教育が若干雑になってしまったりすることがありました。「資格がある人」として最初から見られるからこそのプレッシャーに苦しむ瞬間があるのも、専門学校出身者ならではのリアルな現実かもしれません。
4. どんな人なら専門学校に行くべき?
ここまでメリット・デメリットを書いてきましたが、結局のところ「どんな人なら専門学校に行くべきなのか」を整理してみました。
【専門学校がおすすめな人】
* 遠回りをせず、最短で確実に介護福祉士の資格を手に入れたい人
* 医療の基礎知識など、現場に出る前のベースをしっかり固めておきたい人
* 学生時代の仲間や、プロの教員に相談できる環境が欲しい人
【他のルートでも良い人】
* できるだけ学費や生活費のコストを抑えたい人
* まずはアルバイトやパートとして働きながら、現場の経験を積んでいきたい人
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